解体工事を計画中の皆さん、アスベストについてご存知ですか。

アスベストは人体に有害な物質であり、一時はアスベストに関する健康被害に関するニュースが多く報道されたこともあります。

ただ、現在でもアスベストが使用された建築物は存在するため、解体時には確認が必要です。

今回は、解体工事におけるアスベストの対応方法と注意点を解説します。

 

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アスベストとは

アスベストは「石綿」という名称でも知られており、自然由来の繊維状けい酸塩鉱物です。

非常に細かい繊維のため飛散しやすく、人が吸い込んでしまうと肺がんの原因になるなどの重大な健康被害に繋がってしまいます。

そのため、現在ではアスベストの使用は禁止されており、廃棄時にも特別な処理が必要となります。

ただ、アスベストの危険性が確認される以前に建築された建物では、保温断熱の目的で使用されているものも多いです。

また、吹き付けのものだけでなく、建材に含まれているものもあり、これらは目視では確認できません。

そのまま解体工事を行ってしまうとアスベストが飛散し、作業員のみならず、周辺住民にも被害が及んでしまうでしょう。

そのため、解体工事を行う前にはアスベストの確認を行うことが義務付けられています。

必ず工事開始前に調査の実施、指定機関への調査結果の報告を行ってください。

アスベストの解体工事の流れについて

調査の結果、解体対象建物にアスベストが含まれていることが判明した場合は、通常と異なる方法で解体工事を進める必要があります。

具体的な流れは以下のようになります。

  • 足場と養生の設置
  • 残置物の撤去
  • アスベストの除去
  • 建物の解体
  • 廃材の処理
  • 地中障害確認、引き渡し

足場と養生の設置

まずは通常の解体工事施工時と同様に足場と養生を設置します。

ただ、アスベストが含まれる建物を解体する際には、周辺地域へのアスベストの飛散を防ぐため、入念に養生を行います。

この時、同時に防音パネルや外壁シートも設置します。

残置物の撤去

アスベストが天井に吹き付けられている、あるいは天井の建材がアスベストを含んでいる場合、まずは建物内部の残置物を撤去して、ものが何もないスケルトン状態にします。

具体的な残置物としては、瓦や畳、家電などが挙げられるでしょう。

これらを撤去する際には、適正な方法で分別、処理する必要があります。

これらの撤去、分別は手作業で行う必要がありますが、適法に処理する必要があるので現場は丁寧な対応が求められます。

アスベストの除去

建物がスケルトン状態になったら、アスベストの除去を開始します。

クリーンルームやエアシャワーの設置が必要な場合もあります。

また、作業員はアスベストを吸引してしまわないように特殊な作業着をつけて除去を行います。

適正に作業が行われるよう、公的機関の検査も行われます。

アスベストを除去する際には飛散防止剤を塗布した後に、専用の器具を使用してアスベストを剥がしていきます。

除去されたアスベストは再度、飛散防止剤で固めた後に、専用の処理場に運搬、処理されます。

このように、アスベストの除去は危険度、難易度ともに高い作業と言えるでしょう。

現場は丁寧かつ適法に除去作業を行うことはもちろんのこと、依頼主も解体業者が適正な方法でアスベスト除去を行えるかどうかを契約締結前に確認してください。

建物の解体

アスベストの除去が完了した後は、通常通り、建物の解体を始めます。

まずは屋根を解体し、続いて梁、柱、外壁を解体します。

これらの解体が終了したら、基礎の掘り起こしと撤去を行います。

この時点で既にアスベストは除去されているため、飛散の恐れはありませんが、ほこりや騒音は発生します。

近隣トラブルが発生しないように、水まきによる土埃飛散の防止、防音シートやパネルの設置による防音に努めましょう。

廃材の処理

建物を解体する際には、各種廃材が発生します。

木材や金属、プラスチックやコンクリートガラなどがあるでしょう。

これらは分別、リサイクルが必要になります。

解体工事と並行して、手作業や機械の使用による分別作業を行ってください。

これらの分別、リサイクルを適法に行わなかった場合、罰則を受けるので注意しましょう。

地中障害確認、引き渡し

建物の解体が終了したあとは、地中障害の有無を確認しましょう。

図面上は地中障害が確認されなくても、古い井戸や地下タンクなどが存在する場合があります。

全ての地中残置物を必ず除去する必要はありませんが、解体後に新築工事を行う場合は注意が必要です。

建物の解体が完了し更地にしても、地中残置物があると新築工事に着手できない可能性があります。

地中残置物関連のトラブルを未然に防ぐためにも、契約締結時に地中残置物が確認された場合の対応方法を決めておくと良いでしょう。

必要に応じて、地中残置物の撤去を行い、全ての工事が完了したら引き渡しを受けます。

地中残置物が確認されない場合は、整地を行って引き渡しを行います。

アスベスト除去の解体工事費用について

解体対象建物にアスベストが使用されている場合は、通常の解体時よりも多くの費用が発生します。

上記の通り、アスベストを撤去するには専用の設備が必要であることに加えて、通常よりも人件費が高額になるからです。

作業量やアスベストの量によって、金額は大きく変わるでしょう。

目安として、屋根瓦にアスベストが使用されている場合、30坪2階建てだと約20万円の解体費用が必要になります。

屋根瓦に使用されているアスベストは固められている状態のため、飛散の危険性は比較的低いです。

除去時には、水や薬液を散布して散布を防止します。

外壁にアスベストが含まれている場合、30坪程度で2階建ての住宅を解体する際には、30~40万円程度の撤去費用が必要になります。

外壁部分が大きいほど、撤去費用も高額になります。

屋根瓦と同様に散布の危険性が低いため、同様の方法で除去を行います。

一方で、内観や配管にアスベストが使用されている場合は、作業の危険度が高くなります。

そのため費用も高額になり、1平方メートルあたり1~6万円程度の除去費用が必要になります。

場合によっては、アスベストの撤去のみでも数百万程度が必要になるでしょう。

撤去を行う際、作業員は専用の装備や防護服の着用が必要となります。

また、天井や梁などに吹き付けられているアスベストを撤去する場合は、1平方メートルあたり1~6万円の費用が発生するでしょう。

広範囲に使用されている場合は、多額の費用が必要になってしまいます。

危険度が非常に高いため、国も対策が必要であることを認知しており、補助金が用意されています。

詳しくは次の章をご確認ください。

解体時におけるアスベスト除去のための補助金制度について

アスベストを含む建物を解体する際には、補助金を利用できる場合があります。

補助事業の内容としては、「建築物に吹き付けられているアスベストの撤去、囲い込み、封じ込め」が挙げられており、アスベストの吹き付けが行われている、あるいは建材等にアスベストが含有されている建物が対象になります。

アスベストを含んだ建物が老朽化すると、アスベストが周辺に飛散し、近隣住民の健康被害に繋がる恐れがあるため、国としても補助金制度を整備して、アスベストを含んだ建物の解体を促進しようとしています。

実際に解体工事を行う際には、国や地方公共団体にお問い合わせください。

まとめ

今回は、解体工事におけるアスベストの処理方法や工事の流れ、注意点について解説しました。

アスベストは人体に有害な物質であるため、アスベストを含んだ建物は慎重に解体する必要があります。

これから解体工事を行う人は、今回の内容を参考にして安全に工事を行ってください。

 

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